大人の矯正
矯正治療は「子どもの頃に受けるもの」と思われている方が多いのですが、大人になってからでも十分に治療できます。子どもの矯正治療では、治療に成長を利用できるというメリットがあります。しかし、大人の矯正治療でもお口の状態をきっちりメンテナンスしてあげることで、歯はしっかりと動きます。以前から歯並びは気になっていたけど、年齢を理由に治療を諦めていたという方も、一度当院のカウンセリングをご検討ください。ご要望をしっかりと受け止め、患者様一人ひとりに合った治療を一緒に考えていきます。
こんな方も矯正治療ができます
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■ 虫歯や歯周病がある方
虫歯や歯周病であっても、まずは信頼できる提携の歯科医院をご紹介しますので、それらの治療後に矯正治療を受けていただくことが可能です。また、ご紹介の患者さんには紹介先の歯科医院さまと連携して包括的歯科診療をさせていただきます。
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■ 差し歯がある方
セラミック製の差し歯や金属の被せものが入っている場合でも、矯正治療を受けていただくことができます。何本か歯を失って大きなブリッジが入っている部位などは、一度撤去してプラスチックの仮歯(人工歯)を入れてから行うこともできます。大人の方のお口の状態は、個人差が大きいため、まずはご相談にお越しください。
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■ 50代、60代からの矯正治療
当院にお見えになる患者様にも、大人になってから矯正治療を始められる方が増えています。50代、60代の患者様も大勢いらっしゃいます。当院では、歯の表側に付ける一般的なタイプの矯正装置の他にも、審美性の高い矯正装置など、患者様のご要望に合わせた様々な矯正装置をご用意しています。
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■ 骨格に対する手術が必要な方
歯の問題だけでなく、骨格的な問題が大きい場合(顎変形症)、外科手術を併用した矯正治療を行います。当院は、これらの治療(外科手術・矯正治療)が保険適用となる顎口腔機能診断施設です。
大人の矯正治療の流れ
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1初診カウンセリング
気になることや分からないことなど、患者様のお悩みにお応えできるよう、しっかりとお話をお伺いします。
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2精密検査
治療の方向性を決め、治療計画をたてるために、写真撮影やレントゲン撮影、上下の歯型採りなど精密検査を行います
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3診断・治療プラン説明
検査の結果をもとにたてた治療プランをご提案いたします。治療内容や時期、使用装置など、患者様それぞれに合わせた内容をお話ししていきます。
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4矯正治療開始
治療プランに同意していただくことができれば、矯正装置を装着し、治療をスタートしていきましょう。
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5矯正治療終了
矯正治療が終了すれば、矯正装置を取り外します。キレイな歯並びで、新しい毎日のスタートです!
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6保定期間・経過観察
矯正装置を取り外した後は、歯並びの後戻りを予防するための保定装置(リテーナー)を装着していただきます。その後、定期的に来院していただき経過観察を行っていきます。
大人の矯正で使用する装置
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■ セルフライゲーションブラケット装置
(クリッピー、デーモン)従来の矯正装置にある「ワイヤー(針金)とブラケット(矯正装置)に摩擦が生じる」という欠点を改善した矯正装置です。比較的弱い力で歯を動かすことができ、歯にとって適切な力を加えていくことで、痛みや治療期間における患者様への負担を軽減することができます。
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■ リンガルブラケット矯正装置
歯の裏側に付けるタイプの矯正装置です。歯の表側に付けるタイプの矯正装置のように目立つことがなく、周りの方に分からないように治療をすることができます。矯正治療の見た目が気になって諦めておられる方でも、矯正治療を開始していただけるように考えております。
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■ マウスピース型矯正装置
(インビザライン)取り外しができるマウスピース型矯正装置です。透明のマウスピースを一日20時間以上装着することで、歯を正しい位置へ移動させていきます。固定式の他の装置と異なり、取り外しができるので歯磨きがスムーズにでき、清潔な口内環境を保ちやすいのが特徴です。歯並びが後戻りしてしまったときの再治療におすすめの治療方法です。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。未承認医薬品を用いた治療について