インプラント治療
歯が抜けた状態を放置しておくと、咀嚼や発音など様々な弊害が生まれます。食事や会話が今までどおりにできなくなることで、精神的なストレスにもつながるでしょう。また、顎の骨が痩せていき、お口周りにシワが増えてしまいます。このような弊害を避けるための、おすすめの治療法がインプラントです。
インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上にセラミック製の人工歯を被せて歯の機能を回復させる治療法です。人工歯根が顎の骨としっかり結合するため、自分の歯のようにしっかり咬めるようになります。また、セラミックは本物の歯に近い質感を持つため、自然な見た目がよみがえります。インプラント治療を初めて35年、治療を行って25年の患者さまもいらっしゃいますが、25年経った今でも十分に使用されております。
インプラントのメリット・デメリット
-
メリット
- ・ 見た目が自然で美しい
- ・ 硬いものでもしっかり咬める
- ・ 周囲の歯を削ったり支えにしたりしない
ため、負担がかからない - ・ 顎の骨が痩せにくい
-
デメリット
- ・ 外科手術が必要
- ・ 保険が適用されないため
費用が高額 - ・ 治療期間が長い
- ・ 全身疾患などがあると
適用できない
当院の歯周病検査
当院では、世界的にも大きなシェアを持つストローマン社の「ITIインプラント」を採用し、クオリティーの高い治療を実現しています。
ITIインプラントは、世界的にも大きな信頼を獲得しているインプラントメーカーであるスイスのストローマン社が開発したインプラントです。口腔インプラント学のための国際チームである、ITI(International Team for Oral Implantology)の医学理論に基づいており、1974年の開発以来、40ヶ国以上で展開されています。
特殊なインプラントにも
対応しています
-
インプラントオーバーデンチャー
一般的なインプラントよりも小さいサイズのミニインプラントを顎の骨に埋め込んで、それを入れ歯の土台とする治療法です。入れ歯がしっかりと安定するのがメリットです。ミニインプラントは歯ぐきを切開せずに埋入でき、痛みや出血もほとんどなく、手術当日から食事ができます。
-
抜歯即時インプラント
抜歯してすぐにインプラントを埋入する術式です。誰にでも適応できるわけではありませんが、手術が1回で済み治療期間が短縮されること、腫れや痛みがほとんどないこと、手術の負担が最小限で済むこと、歯がない期間がないことなど、様々なメリットがあります。
-
再生療法
顎の骨が十分にない方はインプラント治療を受けることができません。しかし、骨が足りない方でも骨を増やす「再生療法」を行えば、インプラント治療を受けられるようになります。以下では、代表的な3つの再生療法についてご説明します。
-
サイナスリフト
鼻の奥につながる空洞(上顎洞)の横にある歯ぐきをめくり、そこにできたスペースに骨補填剤を注入します。歯ぐきを縫合して、約半年間、顎の骨の再生を待ちます。
-
ソケットリフト
インプラントを埋入する部分から上顎洞底部を押し上げて骨補填剤を注入します。サイナスリフトのように歯ぐきを切開しないため、術後の腫れや痛みがほとんどありません。
-
GBR法
顎の骨が不足している部分をメンブレンという人工膜で覆い、骨をつくるスペースを確保して骨の再生を促します。
口腔外科
口腔外科では、主に歯ぐきや唇、舌、顎の外傷やできもの、親知らずによる口腔内の炎症などに対して外科治療を行います。
親知らずの抜歯
親知らずは、真っ直ぐに生えていれば抜歯をする必要はありません。しかし、斜めに生えていたりするとブラッシングがしづらいことがあり、周囲に炎症を起こして傷んだり腫れたりします。また、斜めに生えて隣の歯を圧迫することで歯並びを乱してしまうおそれもあります。このように親知らずがトラブルの原因になっている、またなるおそれがある場合は、抜歯したほうがいいでしょう。
歯牙移植
抜歯した歯を保存しておき、緊急時に移植することを歯牙移植と言います。歯牙移植のメリットは、歯だけでなく歯根膜も生かしたまま同時に移植できることです。移植する歯の根に歯根膜が生きていれば、再び顎の骨にしっかりと定着して歯を固定し機能を回復します。歯根膜を同時に移植することにより自分の歯と同じ感覚を得ることができ、顎の骨に定着することでインプラントのような人工歯とは違う新たな骨が形成されます。
口腔外科診療の流れ
-
STEP01
ご来院
歯ぐきや唇、舌、顎、親知らずにトラブルがございましたら、まずはご来院ください。
-
STEP02
カウンセリング
お口の状態や気になっていることなどをお伺いします。
-
STEP03
検査
レントゲンなどを用いて検査を行います。
-
STEP04
治療計画立案
検査結果と患者さんのご要望を踏まえて治療計画を立案し、分かりやすくご説明します。
-
STEP05
治療
治療計画に沿って治療(手術)を進めていきます。
-
STEP06
治療後
治療後も口腔内に問題がないか、経過を観察していきます。